気をつけてあげたい「低体温症」
- splashdogblog
- 2015年6月18日
- 読了時間: 3分
ご存知ですか?犬の低体温症。
この1〜2年、犬と一緒にサーフィンやSUP(スタンドアップパドル)を楽しむ飼い主が増えてきましたね。
過去に例を見ないぐらいの「空前」の”犬と一緒にマリンスポーツ”ブームだと思います。
今まで海や湖とは縁がなかったけれど、犬と一緒に遊びたい!喜ぶ顔が見たい!と海や湖に大勢の人達が訪れるようになりました。泳ぐことが大好きな犬たちは、水を見れば大喜び!見ているこちらも楽しくなってしまいますね。
長時間水遊びをする時には、ぜひ保温性のあるウエットスーツを着せてカラダの冷えを防いであげて下さい。

犬達がハダカで水遊びをする時は「低体温症」に気をつけてあげて下さい。
最近では、熱中症に気をつけましょうとあちこちで呼びかけがされるようになりました。
気温も湿度も上がるこれからの季節、一番気をつけたいのはもちろん「熱中症」ですが、海や湖、川遊びに行った時に注意して頂きたいのが「低体温症」です。
犬に低体温症?あまり聞き慣れないかもしれません。
実はこの「低体温症」、「熱中症」と同じようにちょっとの油断でどんな犬にも起こりうる症状なんです。
しかも「熱中症」と同じく気がついた時には、重篤な症状に陥ってしまうこともあるのでとても危険です。
「海で遊びすぎて下痢しちゃって」そんな経験ありませんか?
海水や川の水の飲み過ぎで下痢する場合もありますが、低体温症の一歩手前だったかもしれません。
病気ではない下痢はお腹が冷えている時に出る症状です。
また、急にガタガタ歯があわなくなるほど震えたりしたことはありませんか?
これも、急激に体温が下がったために出る症状です。
カラダが震えるのは、体温を維持しようとしているためなんです。
特に、仔犬、シニアの犬、小型犬の飼い主さんは要注意です。
「こんなに暑がってるんだから」「被毛に覆われているんだから」と安心して長時間水遊びをさせていると、取り返しのつかないことにもなりかねません。
水遊びに限らず、雪遊びでももちろん同じことが言えます。
当然のことですが、犬は口をきけません。
飼い主さんが楽しんでいるのを見れば、犬自身が楽しければ、犬達は自ら水遊びをやめようとはしないはずです。
子供の頃、唇が紫色になるまで海やプールで遊んで、震えが止まらなくなったり、お腹が痛くなったり、熱を出したりしたことはありませんか?
そんな時、冷えきったカラダを毛布でくるんでくれたり、温かいお湯や葛湯などを飲まされたりしましたよね。
これは、冷えたカラダを温めるために、昔から実践されていることなんです。
同じように犬も長時間冷たい水の中に入ることによってカラダが冷えきってしまうことがあります。
もし、水遊びをしていて、急に元気がなくなったり、震え始めたら要注意です。
カラダを触ってみて冷たく感じるようなら、すぐに毛布でくるんでさすってあげたり、ペットボトルにお湯を入れタオルでくるんだものをカラダにあてて温めてあげて下さい。
そしてすぐに病院へ。
体温が下がりすぎてしまうと命に関わる重篤な症状となってしまいます。
水遊びが大好きな犬を連れて、海へ山へ行かれる場合には、この低体温症という症状を頭に入れておいて下さい。
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